2004年2月26日(木)

表紙の写真:サーリセルカ郊外の丘にて

行程:サーリセルカ滞在(サーリセルカトゥントゥリホテル泊)

7.朝食
8.ラップランドの原野の中を・・・
9.クーッケリ(その1)
10.犬ぞりは臭い?!
11.どこで夕食?
12.トナカイの肉
13.オーロラを探しに

7.朝食

朝食
 朝起きて窓にかかっている温度計を見ると気温はマ
イナス18℃。レストランのある中央棟まで100mほどあり
朝食を食べに行くにも完全防備が必要。嫁さんが男物
のスノーブーツも持ってきてくれていたが早速役に立
つ。元々は嫁さんの甥が実家の近くでスキーをするの
に持っていたものだがこういうとき信州人の嫁さんで助
かる。
 朝食はいわゆるバイキング形式だが、宿泊者の確認
をする訳でもなくただ食いができそうな感じ。小窪さんが
すでに朝食を始めており、北欧名物ニシンの酢漬けを
教えてもらう。その隣には同じようなものでトマト味っぽ
いのもある。その他、生野菜もおいてあるがドレッシン
グの類がないこと、クラッカーやウエハースが多かった
こと、溶いたワッフルの生地と焼く機械がおいてあり自
分で焼くようになっていたことが目についた。小窪さんに
よればワッフルのこのスタイルは最近の北欧のホテル
には多いのだとか。それと種なしスイカがあったのには
驚いた。職業柄スイカやメロンには目がいくがこの地
域、しかもこの季節に手にはいる訳でもなく、どこから
輸入しているのだろう。種なしと言っても外国のスイカら
しく不完全な種は多かった。
 ニシンの酢漬けといっても、ややマスタードの味がす
る以外はしめ鯖の身の薄いのを食べているよう。別の
言い方をすれば若狭名物小鯛のささ漬けに似た感じ。
何にせよ日本人にはなじみやすい。トマト味の方はケチ
ャップの味がやや濃いかなと思う。生野菜にドレッシン
グがないので野菜と一緒に食べるとちょうどいい。
 食べていて気づいたのは、食べた後各自で食器をま
とめて一カ所に持っていっていること。そのまま席を立
ったりそうでなくても従業員が気づいたら持っていってく
れるのだが基本的に片づけもセルフというのはユース
ホステルや民宿ならともかくホテルでは初めて。これも
国民性の違いなのだろうか。また、従業員のスタイルも
男女問わず登山用のニットシャツに似た赤いユニフォ
ームにズボン。これが気取らないようでいて結構おしゃ
れでスマート。なかなかいい感じである。

  (妻の独り言) 眠い目をこすりながらレストランに向かったのですが、冷気で目が刺激され
           涙目になりながら頭はどんどん覚醒していきました。また、それが心地よい
           緊張感を感じさせてくれていました。
           朝食会場で私はワッフルを焼く道具に興味を持ち見よう見まねでやってみま
           した。
           まず、油がスプレーに入っていてスプレー缶からしゅつと一吹きします。
           ワッフルの生地はボールに入っていて、そこからお玉ですくいワッフル焼き 
           器(本当の名前は知りません)に載せます。このとき生地をよくばって入れる
           と器械からはみ出てしまいます。
           焼け具合を見ながらトッピングを何にしようか、考えます。
           バター、はちみつ、ベリーのソース。
           朝から甘いものはどうかとおもいつつ。はちみつたっぷりのワッフルにしまし
           た。
           この後この土地での食事があまり口に合わない私はこのワッフルに助けら
           れていたような気がします。 



8.ラップランドの原野の中を・・・
 金井さんの駐在するツアーデスクは、トゥントゥリホテ
ルではなく300mほど離れたホリディ・クラブ・サーリセル
カ(サーリセルカ唯一のスパホテル)にありそこで9:45に
集合。集合といっても私たちのツアーの中で参加者は
私たち夫婦だけ。金井さんと3人でさらに200mほど離れ
たアクティビティ企画会社のラップランド・サファリ社の
事務所へ。そこで防寒用のオーバーオールとフェイスマ
スク、ミトン状の革の手袋、ヘルメットを借りる。ブーツ
は今履いているものなら問題ないだろうと言うことでソッ
クスを借りただけ。私は日本でスノーシューイングすると
きの装備をそのまま着ていたのでそこそこの冬山には
耐えられる装備だし嫁さんもスキーウェアで身を固めて
いたがその上からこの装備なので結構重装備。
 金井さんから基本の操作方法と手信号を教えてもらっ
た後はインストラクターのマルティンさんにバトンタッチ、
ゆっくりスタートする。スタートといっても基本的にスクー
ターと同じで違うのはアクセルは右手ハンドルの内側に
あるレバーを握ること(つまり親指で操作する感じ)、と
ウインカーがないことぐらい。シフトチェンジもない。
 初めのうちはアクセル感覚がつかめなかったが慣れ
てくるとスピードも出せるようになる。それでも、マルティ
ンさんの直後が私、その後ろが嫁さん、さらにその後ろ
に二人乗りの白人壮年夫婦と続いたが、マルティンさん
のように後ろを確認しながらという余裕はない。
 村の中心部をはずれて最初に休憩したのは丘の上。
道中はは木もまばらな雪野原という感じでスノーモービ
ルの跡とスノーモービル用の標識がなければどこを走
っていいかわからないところもあったが、丘の上にはケ
ルンもあり一応目印になる。そして丘の上から見えるの
は周り一面、どこまでも続く森。高い山がないので森が
「広がる」という表現がぴったりなスケールの大きさが日
本の森との一番の違い。スノーモービルを体験するとい
うこと以上に、この風景を見ることができてこのオプショ
ナルツアーに参加してよかったと思う。ラップランドとい
う言葉の響きがこの森に一番あっていると思うのは私
だけだろうか?。
 丘の上からはいきなり急斜面を下るが意外なほどエ
ンジンブレーキが効くので見た目ほど怖くない。その後
は森の中を抜け(スノーモービルがすり抜けられるほど
木がまばらなところが多いのもラップランドの森らし
い)、再び平原を走る。しかしここまでは丘の上の一部
を除いて何度かスノーモービルが走った跡を走っている
のでフロントが暴れ気味になるのを押さえ気味にさえす
れば運転は易しい。
 ところが再び森に入りマルティンさんがスノーモービル
の跡をはずれ全くの新雪の中を走り出してから様子が
一転。雪が柔らかいのでスノーモービルが傾いてコント
ロールが効かないのである。そのうち私はスノーモービ
ルが右に完全に傾き転倒。右半分雪に埋もれてしまう。
すぐにエンジンを止めマルティンさんの救援を待つ。救
援は難なく終わったが、マルティンさんの身振りから倒
れそうになったら反対にハンドルを切って体重をかけな
ければならないことがわかる。その後は先行するマルテ
ィンさんのまねをしながらどうにか走らせるが、スノーモ
ービルをねじ伏せる感じでスノーモービルの難しさを思
い知る。
 そのうちマルティンさんがおもむろにスノーモービルを
止め腰からぶら下げていたナイフを取り出し足場を固
めながら木を倒し始めた。何を始めるかと思ったら切っ
た木で火をおこし湯を沸かし出した。こんなところで火を
焚いていいのかとも思うが、法律で国立公園内のキノコ
やベリー類は自由にとっていいというお国柄だから後始
末さえすれば問題はないのだろう。そしてサンドイッチで
コーヒータイム。コーヒーの入れ方も、わかしたやかん
の中に挽いた豆を直接入れ2分ほど蒸らすだけとワイ
ルドなもの。このワイルドさがアウトドアの魅力である。
 マルティンさんと白人夫婦との会話をわからないなり
に聞いているうちに、私たちがどこから来たか聞いてき
た。嫁さんは「長野に住んでいる」(もちろん英語で)と答
えて3人は「オリンピックがあったところ」とぴんと来たよ
うだが私の「奈良」という答えはわからなかったようで京
都の近くといえばわかるかと思ったがやはりだめ。やは
り北欧。ウインタースポーツが盛んなだけに冬季オリン
ピック開催地の方がよくわかるらしい。それでもマルティ
ンさんは「kioto(キオト:京都のことをフィンランド語では
こう発音するらしい)」と言ってわかったみたいでそのう
ち日本には本州、北海道、四国、九州と4つの島がある
と言っていた。さすがこの辺りはガイドという職業故だろ
う。
 またマルティンさんは切った木のかけらを私たちに渡
し「匂ってみろ」という仕草をしたのでかいでみるといい
匂いがする。どういう種類かはわからなかったが香木の
一種らしい。どうもこの辺りは蚊が多いので(もちろん夏
の話だろうが)この木を焚くということらしい。
 二人とも(特に私は)英語が得意な訳ではないのだが
少ない単語でもこうやって話ができてコミュニケーション
がとれるというのは楽しいものである。

私(左)と嫁さん(右)


丘の上にて


同上


おもむろに火をおこすマルティンさん

  (妻の独り言) スノーモービルは日本のスキー場で良く見ており、一度は乗ってみたいと思
           っていました。
           いざ乗ってみると、最初はアクセルの調節が上手くいかず、ぶっ飛ばしてみ
           たり、止まりそうになったりなかなかかっこよくは運転できませんでした。
           だんだん慣れてきた頃に、森を抜け木が一本もない平原に出てきました。
           幸運にも快晴のお天気に恵まれ、キラキラ光る雪の中を走ったり、どこを見
           渡しても建物がない人の声もしない、自分たちのエンジン音だけが響いてる
           中での360度の雪の平原の景色はなんとも幻想的でした。



9.クーッケリ(その1)
 ラップランド・サファリ社に戻ってきたのはちょうど12時。次の犬ぞりは12:45集合だが同じラップランド・サファリ社集合なのでオーバーオールとソックスは借りたまま昼食に出る。昼食といっても先ほどサンドイッチを食べているし、近くにあるクーッケリというスーパーでも軽い食事はできるというので行ってみることにする。
 クーッケリ(kuukkeli)はサーリセルカ最大のスーパー。といっても日本の大手スーパーほど大きくなく、地元のスーパーという雰囲気。それでも中にはカフェテリアのような軽い食事もとれるし、アルコ(ALKO)も入っている。アルコというのはフィンランドの場合、アルコール度数の高い酒類は専売制になっておりそのショップがアルコ。
 軽く店内を見て回った後、カフェテリアの列に並ぶ。前の男性が頼んだものを見てびっくり。40cmぐらいの皿に大盛りのマッシュポテト、その上に薄切り肉を炒めたようなものが載りその上から皿にラズベリーやブルーベリーのソースがかかっている妙な食べ物。ベリーのソースを多用するというのは聞いていたのでそれはびっくりしなかったが驚いたのはその量。いくら体の大きな北欧人とはいえ「昼間からこんなに食うか?!」と思った。
 かくいう私たちは並んだものの何を頼んでいいかわからず、たまたまスープの容器に目がいき店員の「salmon soup?」の声に首を縦に振ってしまった。それにコーラとジュースを一杯ずつ。飲み物は勝手にカップについでそれを店員に見せて精算する方式。
 サーモンスープは鮭、ジャガイモ、にんじんの入った薄目のクリームシチューといったところで家でもできそうだがうまかった。何よりこの寒さの中温かいスープというのはほっこりする。

  (妻の独り言) 天気がとても良かったので、食事中も暖かい日の光がさしていて穏やかな
           雰囲気でお食事出来ました。
           現地の方も何人か食事をしていて、新聞を読みながら信じられない量のお 
           料理とでかい飲み物のコップを持っている姿を見ると、あー外国に来たんだ
           なとしみじみ実感させられました。



10.犬ぞりは臭い?!

出発前の様子


休憩中の犬。お疲れさま


休憩場所の小屋の中にて
 ラップランド・サファリ集合後犬ぞりを止めてあるところに行くと変な臭いが・・・。初めはそりに敷いてあるトナカイの皮かと思ったがどうも違う。どうやら犬の糞の臭いである。今回の犬ぞりツアーは6組(一組2名)、6頭だてのそりだから計36頭。これだけ犬がいれば結構な臭いである。
 再び金井さんの登場で、そりの操縦方法を教えてもらう。操縦といっても操縦者はそりの後ろに立ちそりの板の部分に立つ。ブレーキは板と板の間にあり片足で踏んで調整する。完全に止まるときには両足でブレーキを踏み込むように体重をかける。後は上り坂等で犬が苦しくなったらそりから降りて押してやるだけ。走る方向はインストラクターがスノーモービルで先導なり伴走してくれるので意識する必要はない。
 スノーモービルでは私が先だったので今回は嫁さんにまず操縦してもらう。私はトナカイの皮にくるまって乗っているだけ。乗っている側は意外と快適でスピード感の割には怖さはなく、適度な揺れが眠りを誘うほど。ただ、糞をしながら走る犬もいて犬好きの私でもこの臭いはきつい。走るかするかどっちにしろと言いたいところだが、一頭だけ立ち止まる訳にもいかないから仕方がない。
 出発前の犬はかなり興奮しているが、私たちのそりの犬は走り出してしまうと素直に走ってくれる。しかし犬同士の相性が悪いそりもいたようでインストラクター(3人)が時々犬の順番を変えたり他のそりの犬と交代させたそりもあった。
 途中で操縦者が交代。今度は私が操縦するが、操縦するコツは犬とそりをつないでいるロープをたるませないようスピードの調整をすることにあると感じた。それにしてもこれだけの犬ぞりというのも壮大なものでちょっとしたキャラバン隊の雰囲気。
 1時間ちょっと走ったところでコーヒータイム。山小屋のような建物でコーヒーとハムサンドが出される。このハムはトナカイのハムだとか。そういえば朝食にいろいろなハムが並んでいて一通り食べたが同じようなハムがあった。ということはいつの間にかトナカイのハムを食べていたということか。
 中で火を焚いているし屋内ということで寒さを気にせずにのんびりできるためか1時間あまりと長めのコーヒータイム後帰路につく。

  (妻の独り言) 珍しさで飛びついた犬ぞりツアーでしたが、操縦といっても何もすることもな
           くそりに乗った者は寒い風に目も開けられず身を縮めて寒さに耐えるのみで
           思いのほか忍耐のいるツアーでした。
           午前中のスノーモービルの感激が強かったので、少し期待はずれの感もあ
           りました。



11.どこで夕食?
 ホリディ・クラブ・サーリセルカに戻り、金井さんに挨拶がてら夕食場所の相談にのってもら
う。村一番の高級レストラン、ペトロネッラは村で唯一雷鳥の肉が食べられるし、シベリアという
レストランでは日本語のメニューがあると空港からのバスの中で聞いていたのでどうしたもの
か思案していたのである。特に雷鳥はラップランド名物で日本では100%食べられない(何せ日
本では天然記念物である)から機会があれば食べてみたかったが高級食材には違いなく、予
約の有無も含めて金井さんに聞いたのだが、金井さんによれば別に予約は必要なく、またシベ
リアに限らずペトロネッラや他のレストランでもたいていは日本語のメニューがおいてあるとの
こと。但し、どこのレストランも総じて料理が出てくるのが遅いので、オーロラ観測など時間に制
約があるなら大きなハンバーガーを出す店もあるのでそういう店に行くのも手ではないかとの
こと。それで今日は夜にオプショナルツアーのオーロラハンティング(オーロラ観測)を控えてい
ることから外で食べる時間がもったいないので泊まっているトゥントゥリホテルのレストランで夕
食ということにする。
 犬ぞりが終わった頃から目がちかちかすると思っていたら部屋の鏡を見てびっくり。右目が
充血していた。どうやら軽い雪目である。今日は決して天気は悪くなかったが日差しも強くなか
ったのでサングラスをしなかったがどうもそれがよくなかった。明日からはサングラスをしない
と。
 部屋に戻ってまもなくオーロラハンティングの正式な集合時間が21:00に決定という電話が入
る。それにあわせて夕食を食べに行くことにする。



12.トナカイの肉
 ホテルの中には1階にあるピルッティ、2階にあり朝食場所でもあるシウラ、そしてルット(こ
れは場所がわからなかった)の3つがあり、最初ピルッティに入ったがなかなかメニューを持っ
てこなかったのでシウラに移動。
 メニューは曜日変わりのミニコースになっており、英語のメニューだったのでよくわからなかっ
たがメインディッシュは「vegetable」の何かと「reindeer」の何かのチョイスだったので迷わず
「reindeer」を選ぶ。「reindeer」とはトナカイのこと。ラップランドに来て一度はこれを食べない手
はない。
 まず出てきたのはパンの盛り合わせ。パンといっても全粒粉のパンあり、バンズのような黒
パンあり、やはり黒くて薄い板状になったパンと思えないものありといろいろある。その中でや
はり食べやすかったのは全粒粉のパン。まあこれは日本でも時々食べているからごく普通。バ
ンズのような黒パンはかなり酸味があって癖が強い。ここまでちょくちょく黒パンを食べてきて
意外と食べやすいと思っていたがこれは別。後で部屋に帰って持ってきた「旅の指さし会話帳
 フィンランド」のイラストを見るとこれはどうやらペルナリンップと言うジャガイモとライ麦のパン
のよう。言われてみれば甘くないジャガイモの味がしたような・・・。板状のものも同じような味だ
がパリパリというかカリカリしていて食感がいいのでこちらの方が食べやすい。ナッキレイパと
いうらしい。
 スモークサーモンのサラダが出た後、お待ちかねのトナカイである。ところが出た料理を見て
びっくり。クーッケリで私たちの前に並んだ男性が注文した、あのマッシュポテトの上に肉を載
せたもの、それそのものだった。
 肉そのものは羊肉の薄切りにかなり近い。羊よりしつこさはないが少なくとも臭いは羊に似て
いるので羊肉がだめな人にはつらいかも。事実、嫁さんはあまり食べていなかった。私は羊も
苦手ではないので問題なかったがむしろ肉と芋とベリーソースの組み合わせにとまどった。自
分の分を食べきるのがやっと。スパイシーな味付けならもっと食べられたかも。
 食事後支払いの時に一つ問題が。私たちはユーロのアメリカンエキスプレスのトラベラーズ
チェックを持っていたがそれが使えないのである。フィンランドはトラベラーズチェックが使えな
いことが多いとは聞いていたが、それを知ったのはトラベラーズチェックを申し込んだ後。それ
でもホテルの中ぐらいは使えるだろうと思っていたが当てがはずれた。とりあえず現金で払っ
たが、クレジットカードはVISAならたいていのところで使えるらしいので今後は少額以外はカー
ド払いにする。

  (妻の独り言) トナカイの肉、食べることにはさほど抵抗はなかったのですが、口に含んだ
           時のあの臭い(旦那に言わせると、草食動物の臭い)一口でだめでした。
           食事を運んでくれたお姉さんが、トナカイの肉は大丈夫か?美味しいか? 
           (きっとそう言ったと思うのですが)の問いに。はい。と答えてしまい、沢山残
           してしまいごめんなさいって感じでした。



13.オーロラを探しに
 21:00前にフロントに集合。オーロラハンティングには私たちのツアーからは私たち以外は2
名の参加。このツアーだけは現地払いなので係の人に一人55ユーロ払い、やってきた車に乗
り込む。車は日本で言うジャンボタクシーを借り切ったもので、他のホテルからすでに数名乗っ
ていたが全て日本人。金井さんによればオーロラを見るために真夜中まで寝ないで粘るのは
日本人だけだとか。西洋人は見られたらラッキーぐらいの感覚らしい。彼らとてしょっちゅうオ
ーロラに遭遇している訳ではないだろうが、オーロラのような一種の奇跡は自分で手に入れる
ものではなく自然に現れてこそ価値のあるものという感覚なのかもしれない。
 車がまず停まったのはサーリセルカ一番の眺望で知られるカウニスパーの丘。天気はいいし
視界に障害物はないしで条件は申し分ないが15分余り待ってみたものの現れず。それ以上待
つのは寒さで体が持たないので、再び車に乗り込んで移動する。
 そのような調子で2,3ヶ所転々とするがやはり現れず。車内はラジオか何かの音楽がなって
いるし私たちを含めて皆さん疲れているのか移動中はお休みタイムと化していた。そうしている
うちにたどり着いたのがサーリセルカから北に70kmほど離れたイナリにあるサーメ博物館「シ
ーダ」の駐車場。サーメというのはフィンランドの先住民のこと。もちろん夜なので「シーダ」はす
でに閉館。駐車場でオーロラ観測をするだけなのだがやはり条件はいいものの見えず。最後
に再びカウニスパーの丘に行くものの雪が降ってきて条件は先ほどより明らかに悪くなってい
るのであきらめる。自然現象だから仕方ないのだが、55ユーロがちょっと惜しい・・・。
 ホテルに帰ってきたのは12:00前だしこれ以上粘る気もないので部屋に帰って寝る。でもスノ
ーモービルでハンドルを押さえ込んだりアクセルを握るのに握力を使ったせいか腕が筋肉痛で
痛くていざ寝ようとするとちょっとつらい・・・。