部屋に帰って早速昼食。食事後、テレビを見て過ごす。昨日、日本語版の客室案内をもらっていたので何番がどのチャンネルかはわかるがさすがに内容はわからないので、映像だけでもそれなりに意味のわかるスポーツチャンネルを見る。ちょうどスキージャンプのワールドカップ、ソルトレイクシティ大会を放送していた。葛西紀明が優勝したのを見届けてからは眠くなってきて嫁さんの話によれば爆睡していたよう。元々、私は寝付きのいい方ではなく、反対に嫁さんはどこでも寝られるタイプなのだがここへ来て状況が逆転したようで、私が寝ている間嫁さんはずっとサッカーを見ていた。

ナーンタリ・スパ・ホテル外観
気が付けば15:00を回っていた。もうそろそろ起きないとと思いつつもなかなか頭がさえない。それでもこのホテルのもう一つの目玉である「スパ パラダイス」(プール&サウナ)に入ってみないとと思っていたので何とか起きる。嫁さんは私のことを心配していたようだが、せっかくこのために水着を買ったし、実のところフィンランドに来たというのにここまでサウナに入っておらず一度は入っておきたかったので嫁さんを説得して二人で行ってみることにする。プール(サウナ)までは水着の上にバスローブを着ただけで、しかも部屋のスリッパで行けるので手にするのはバスタオルと部屋の鍵だけ。

ルームキー お持ち帰り自由です(スキャナーで取り込み)
サウナとプールの位置関係がわからなくて少し迷ったが同じ入り口ということがわかる。男女別の入り口を入ると更衣室があり(もちろん鍵付きのロッカーあり)、次の扉を入るとシャワー室、さらにその先にプールの入り口があってその両脇の扉がサウナ。そこで軽くシャワーを浴びた後まずはプールへ。
プールサイドを歩いていると嫁さんが先に着ていたが足をつけているだけで中に入っていない。どうしてか聞くと深くて入れないのだという。それで私が入ってみると確かに深い。私の方のところまでは優にある。そういえばプールの入り口に一番深いところは153cmあるというようなことが書いてあった。それでは嫁さんが深く感じるのも無理はない。153cmといえば嫁さんの身長と同じである。
そんな訳で嫁さんは脇にあるジャグジーに入っていた。かくいう私はプールの中をウォーキング。実は私は全くのかなづち。だから今まで水着を持っていなかったのである。さらに言えばプールなんて入るのは20年以上ぶり。それでも水中歩行は足腰を鍛えるのにいいトレーニングになるというし、ここのところ登山に向けてのトレーニングをやっていなかったのでちょうどいい。
ここには屋内だけでなく屋外にもプールがある。もちろん屋内プールとはつながっており同じ温水になっているので水は冷たくないのだが真冬に屋外プールという経験もそうは出来ないので二人で行ってみる。嫁さんはプールの底に足が届かないので私が背負って連れて行った。水の中なので重さはあまり感じないが、嫁さんをおんぶするのはこれが初めて。改めて夫婦であることを実感(。-_-。)ポッ。
真っ白な景色の中で水の中に浸かっているというのはこれまた今までに経験したことのない不思議な感覚。フィンランドにはサウナの後雪の中に掘ったアヴァントと呼ばれる氷のプールに入る習慣があるが、気分だけアヴァントの中。日本で真冬に露天風呂に入るのとはちょっと違う。
このほかローマ式プールとプールサイドにはバーもある。ローマ式プールは他のプールより水温が高く、底も浅いので日本の温泉に近い。バーはルームナンバーだけで注文(精算はチェックアウト時)できるが、プールに来たのが16:00前だったのでプールサイドでのんびりと言うには気分的に時間が遅く感じたので何も注文せず。
サウナは50℃のトルコ式スチームサウナ(混浴)と80℃のフィンランド式サウナ(男女別)がある。私は混浴に抵抗があったので(嫁さんと二人きりならともかく・・・)、フィンランド式に入る。サウナは水着禁止らしいがどうしたらいいかと思ったら、シャワー室にフックがありみんなそこに引っかけていた。まさか男物の水着を盗む奴もいないだろう。そしてその近くに置いてあるペーパータオルのような紙を1枚とって中へ。先ほどとった紙をお尻に敷いてベンチに座る。80℃と聞いていたが中の温度計を見ると85℃。しかし日本で入るサウナに比べて柔らかい暑さ。フィンランド式サウナはサウナストーンと呼ばれる石を熱して部屋の温度を上げるのでこの石が重要と聞いたことがあるが、熱が柔らかく感じるのはこの石のせいだろうか。これなら日本でサウナに入るより長い時間入っていられる。時折このサウナストーンに水をかけるがその柄杓や桶が木製で何とも日本っぽい。冷静に考えるとフィンランドは木が豊富な国だし、サウナのような高温のところでは他の素材ではとても持てたものではないから必然的に木製になるし似てくるのはわからないではないが、あまりにも似ている。サウナを出てシャワーを浴び、プールに入り再びサウナというサイクルを2回ほど繰り返して部屋に戻る。プールに入る前は、嫁さんが心配するほど疲れが表面に出ていた私であるがこれで十分リフレッシュ出来た。

部屋の中
部屋にはまだ嫁さんが帰ってきていなかったので洗面所で水着を乾かしてビールにする。このホテルもタオル掛けにヒーターか温水が入っているのでそこに掛けておけば水着ぐらいすぐ乾く。ビールは昼食前にベランダに積もっていた雪の中に埋めておいたので、しっかり冷えている。サウナの後の冷たいビールはいいものだが、「LAPIN KULTA」は「KARHU」よりやや苦みが強かった。ビールを飲むくせに元々苦みには弱く、特にこういう時には一気に飲める苦みの弱いビールの方がいい。しかし両方とも癖はないし後味すっきりなので飲みやすい部類のビールだと思う。

部屋の中からの夕日
昨日もらった客室案内には各レストランの日本語メニューも付いていたので夕食を何にしようか考える。やはり当地でしか食べられないものを食べたいというのがあるのでその点から言うと興味をそそられるのは昨日の夕食場所であるパビリヨンキレストランとタンミケッラリレストランのにあるザリガニ入りのシーザーサラダややはりタンミケッラリレストランにあるザリガニ入りピザ。ザリガニはスウェーデンやフィンランドの名物。本来の旬は夏らしいので冷凍物か何かと思うが、せっかくの機会だし食べてみたかった。それでタンミケッラリの方がピザやスパゲティのようななじみのあるメニューなのでこちらに行くことにした。
注文したのはシーザーサラダザリガニ添え、カサレッセ アラ サーモン(要はスモークサーモンのスパゲティらしい)、スパゲティ カルボナーラ、フルーツ ディ マーレ(小エビ、スモークしたムラサキガイ、ザリガニ、ツナのピザ)。私としてはデザートに、伝統的なフィンランドのデザート"貧しい騎士"も注文したかったが嫁さんにストップをかけられる。
しばらくしてカサレッセ アラ サーモン以外の料理が一度にやってきた。ピザは生地の薄いタイプで私の好み。お目当てのザリガニはサラダもピザもむき身が入っていたが、小振りでやや淡泊な味の伊勢エビといった感じでどれもおいしい。ただ、全てビッグサイズであまりの量の多さにだんだん食べるペースが落ちる。特にシーザーサラダは前菜として注文したつもりだったが(主菜として注文もでき、2ユーロ高い)、チーズでおなかがもたれてきてとても食べきれない。どうやらカサレッセ アラ サーモンは注文を飛ばされたようだがもう充分。デザートも嫁さんのいうことを聞いておいて正解。
ここまでこのツアーは時間にゆとりを持った行程だったが、明日の朝だけは6:15モーニングコール、7:30出発とせわしい。スーツケースの中を整理してとっとと寝てしまう。
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